コンテナフォーマット
良くわからん人用の超簡単な説明
コンテナフォーマットは箱だ!コンテナって言うぐらいだしな!
コンテナによって入れられる中身が違うから気をつけろ!
コンテナはMatroskaかMP4使っとけばとりあえず大丈夫だ!
対応してなかったり困ったら下の詳細な文章を読んでくれ!
コンテナフォーマットとは、第一章では、中身を入れる箱のようなものという説明をしたが、
そもそもコンテナという名前がついているので本当に箱みたいな機能をするのである。
さて、コンテナフォーマットの詳しい話をしよう。
コンテナフォーマット、実は入れられる中身がコンテナフォーマット毎に決まっているのである。
だから、例えばWAVはコンテナフォーマットであるが、これにVP9等の動画コーデックを入れることはできない。
そもそも、そのコーデックがどういう仕様か知らなければ、音声と動画の調整など無理な話である。
コンテナフォーマットの機能は、複数の動画や音声を入れるだけでなく、
動画と音声がずれることが無いように調整する機能や、字幕や著者名等、データに関するデータ(メタタグ)を入れる機能がある。
コンテナフォーマットの種類
コンテナフォーマットにはいくつか種類がある。それぞれ対応する中身も違う。
AVI
Windowsが標準で対応していたコンテナ。(元々Microsoft(MS)が作ったという歴史がある)
今では可変フレームレートに対応していない等で、古い仕様が問題になってきており、使われることはこれから少なくなるかもしれない。
MOV
Apple版AVIのようなもの。QuickTimeで使われるコンテナである。
Windowsへのサポートは終了しており、元々あまり使われていなかったのが更に使われなくなるかもしれない。
MP4
MPEG-4規格の”一部”である。最新の動画コーデックであるH.265や、良く使われる音声コーデックであるAACに対応しており、現在良く使われるコンテナフォーマットである。
拡張子は動画では、mp4が使われる。
Ogg
Oggはコンテナフォーマット。Ogg Vorbisという言葉を聞いたことがあるかもしれないが、Vorbisは音声コーデック名。Oggに入ったVorbisという意味である。
オープンなコンテナであるが、最近は別のにとって代わられ気味である。
拡張子は元々Oggだったが、今はOggを使うことは推奨されていない。(Ogg Vorbis用の互換のために使われるようにするとのことである)音楽はOga,動画はOgvにするように呼びかけられている。
Matroska
フリーなコンテナで、Oggより割合新しめ。古いコーデックからVP9やOpusといった最新のコーデックと幅広く対応している。こちらはMP4とは違い、オープンソースのコーデックに多く対応している印象がある。
Windows10以降、Windowsでは標準で対応している。
拡張子は動画では、mkvが使われる。
WebM
実はMatroskaから派生してできたコンテナである。Googleが開発している。
このコンテナフォーマットは、VP8,VP9,Vorbis,Opusのような、割合新しく、オープンソースなコーデックのみにしか基本的に対応していない。
この章のまとめ
最近ではMP4かMatroskaが基本的に使われる
オープンソースにこだわるならMatroskaにしとくと良い
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